香港映画 それから 覇王別姫

アニタユンの出ている映画を見ていると、一人の俳優が必ず出てきます。
レスリーチャン。
「君さえいれば 金枝玉葉」この話は少女マンガのような作りになっていますが 俳優さんの魅力をたっぷり伝えている好きな作品です。その他にも数々競演しているようです
そのつながりで アニタユンは出てないけれどレスリーチャンが出ているということで 何気なく見た映画です・・・・。これは 何気なく見る映画じゃないですね・・・・。それに気がついたのは見だしてすぐでした。



さらば、わが愛?覇王別姫 [DVD]

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こういう話なのか?・・・と徐々に知るまで少し時間がかかりました。見方をこう落ち着かせる時間というか。

舞台背景 歴史 時代 京劇 社会。
すべて知りません。けれど 気がつくとその世界に惹きこまれていました。ちなみに映画の長さも知らず 寝る前何気なく見ていたわたし・・朝方になってました・・・長かったのね・・・しかし不思議とその長さを感じないその代わり 見終わったあと どっと疲れが。

この映画は・・・好みがはっきり分かれそうな気も。その分岐点のところでわたしは ちょっと入り込んでみようかなという道を選んでいたようです。
この映画は一度しか見ていません。もう一度見るには力を蓄えないと。京劇の世界を土台に、気持ちと時代の流れに飲まれていく人間が描かれているようです。深い背景を知らないのでわたしが感じた気持ちはとても浅いのだと思います。
 けれど なんというか 圧巻・・・・・でしたよ。
なんですが あのレスリーチャンの存在感は。わたし ポカーンとしながら見てましたよ。ほんとにね。この映画・・・・なんというか力を感じました。なんか勝負しているように映画を見ていたような気がします。
って表現は変ですが わたしが勝手に思っているだけですが。負けは目に見えてるんですが・・・・見終わったあと疲れたのはそのためか・・。
そして なんか気になる映画になるんですよね。


これ見終わって この映画で競演しているレスリーチャンとコンリーの映画も借りてみたりして。「花の影」とか。徐々に世界感に慣れてきて もうどんな終わり方でもいいぞって気になりまして、それはそれで よいと思えたりして。 コンリーという女優さんは・・・ほんとに女優さんって感じがしました。あの気品の高さってのは演じてつくものなのでしょうか? 世界に合ってますよね。


数年後
今度はレスリーチャンの新作映画を見たいと思っていた矢先。
彼の訃報を耳にしました。
様々な話が飛び交っていました。どれか本当なのかはわかりません。ただ 彼の映画を見たいと そう思いました。過去の作品でしか 見ることはできなくなりましたが。
またこの映画が ずっと気になる映画になりました。