香港映画のきっかけ。つきせぬ想い

つきせぬ想い [DVD]

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それは数年前 
休みの昼下がり なにげなくみた教育テレビで珍しく映画が放送されていました。
あれ?日本映画?と思ったら字幕が それは香港映画でした。

見る気はありませんでした。
が なーんか気になる 主人公の女の子。その女の子が恋をするお話。その女の子が恋をする男の人は 正直 二枚目とは思えなかった。けれどその女の子の恋をする日常が ひたすら描かれる。実は兄弟だったとか 記憶をなくすかと・・ドラマチックな展開はない。
たんたんと時間は過ぎる。
そして突然 舞台が病室に変わる。ずっと笑っていたその女の子はベットに横たわっている。そこでもたんたんと時間が過ぎる。そこで気がつく・・・あっこの主人公の女の子のこと 自分も好きになっていたんだと。そして ずっとそばに寄り添う 相手の男の人が かっこよく見える。


どうやっても 切なく悲しい話なのに押し付けがましくない感動で終わる。
そして なにかをぽとりと落としていく。そんな映画でした。

それから ずっとその映画が心に引っかかっていた自分。数年後 また教育テレビにてその映画を放送することを知り今度はビデオにとりじっくり見ることができました。
たんたんと描かれた日常が すべて意味のあるものに見えました。そして 劇中流れる音楽と広東語の響きに惚れたのです。

主人公を演じたのは アニタ・ユンという女優さん。その後彼女の出演した 香港映画を見てまた気になった俳優さんの映画をみて・・気がつくと 香港映画が好きになってました。
それまで 香港映画=カンフーアクションだと思っていたわたし。
すいません。勘違いでした。