映画から 早二週間。鋼の・・

鋼の錬金術師(1) (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師(1) (ガンガンコミックス)

謎が謎を呼んだ? あの映画から 二週間。
原作は一巻だけ そしてアニメはまったく見ずにみた映画は謎の穴がぽっかりと空いたまま・・・。この度 原作を一巻以上 最新刊まで 読むことができました。

映画を見て 暗い話だと思っていたら
あら、面白いではないですか。



一巻だけ読んでいたという記憶は曖昧で二巻の最初の方も読んでいた自分。けれどそこで立ち読みをやめている自分。テーマがあまりにも重くて 本を戻したんじゃないかなと思う。


これがこれが どっしり腰を据えて 読んでみたら テーマは重いのに 面白く 読後感がなかなか良い。人がバタバタと倒れていくのに 冷めるわけではなく 受け止めつつも暗くならない。
なんでだろ?


ここまで読んで思うのは、なにより 兄弟愛。
そして この兄弟が周りから愛されているんだよなそれが 見てるこっちが 救われるところなのかなとも思う。

最近はヒーロー物?でも 苦悩というのを凄く前面に描いていますよね。ヒーローだけれど めちゃくちゃ悩んでいる。というどこか共感を持てる人物。

そして 苦悩しても その道を行く主人公。王道だけれど この漫画はとっても 丁寧に大切に 描かれていて。いろんな 兄弟愛とか 親子愛とかの中に 作者愛みたいなのを感じます。笑
無機質なようで 実は暖かい それがとってもよいなと思いました。


なにより その作者は その愛を惜しまない。コミックの最後にはおまけ四コマ漫画が 表紙をめくるとまたおまけイラストが・・・。なんて サービス精神旺盛な 方だろう・・・。
ふと 水曜どうでしょうを思い出す。
作り手である彼らも DVDをだすと必ず おまけ特典映像やら 副音声やらとにかく惜しまない。 ここにも 真剣に妥協せず 仕事してる方が。
いいですねー。


あっちなみに 映画の穴は 空いたままです・・・
この穴はたぶん空いたままでそれはそれで よいような気もします。